宮本伊織と同い年

徳兵衛は寛永3(1626)年15歳の時、角倉家の朱印船に乗り暹羅へ向かった。

同じ寛永3(1626)年、宮本武蔵の養子として知られる伊織も15歳で元服し、播州明石藩主・小笠原忠真の近習に出仕した。宮本伊織は後に小倉に移り、寛永15(1638)年島原の乱の時、惣軍奉行を兼ねた侍大将としても大戦功を挙げ、後に小倉藩の筆頭家老となっている。

高砂にも縁がある両者は同じ時代を別々に生き抜き、鎖国前夜の日本をそれぞれ全く違う立場でみていたことになる。

 


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