2014年12月に発刊された解説書「播州高砂船頭(町)徳兵衛渡天物語」(神戸月影会編)は現在残部数も少なく入手は困難となっております。再発行も今のところ未定です。
そのため、当該冊子及び「天竺徳兵衛の実像」について、ちょくちょく問い合わせもありますので、ここに情報を記載いたします。
翻刻と解説が付された当該冊子「播州高砂船頭(町)徳兵衛渡天物語」(神戸月影会編、2014年) は、以下の図書館に寄贈しております。閲覧等が必要な方は、お手数ですが下記の図書館に直接お問い合わせ下さい。なお、Web上での検索の際は、(町)を外して「播州高砂船頭徳兵衛渡天物語」で検索するとヒットすると思います。 ((町) は題名の理解を助け、且つ誤解を避けるため、付加したにすぎません)
・加古川市立中央図書館
・高砂市立高砂図書館
・兵庫県立図書館
・国立国会図書館
翻刻された写本「播州高砂船頭(町)徳兵衛渡天物語」は宝永4(1707)年に記された写本群の系統の中では「世間に流布する」最初期の内容が含まれる貴重な写本群の一つの事例です。そして、「天竺徳兵衛の名前が最初に記録された写本群」中の一つの事例でもあります。
「天竺徳兵衛の実像」を語る上では、宝永4年に成立した当該写本に異名天竺徳兵衛の根拠を求める必要が生じると考えております。
貴重な根拠の出典について、その情報を提示することにより、当該写本と解説が徳兵衛研究( 天竺徳兵衛の実像 )の礎として寄与することを願ってやみません。